藍染め、これも発酵ということで、とっても気になっていました。
蓼科の植物、タデアイから藍という染料が作られるそうです。
日本の藍色製品のうち
9割が人工で
1割がこの自然の藍染めなんですって。
この藍のいいところは色落ちがしない。だからほかのものと一緒に洗濯しても自然の藍は色移りしない!!
いいですね。
そして、染料として使った後は田んぼにそのお水を撒くそうです。
自然のものは水を汚さない、植物なので自然に還ることが出来るんです。
循環してますね、これぞ発酵の神髄♪
独特の香りが工房内漂っていました。
私は大学時代写真部に在籍したこともありますが
蓼食う虫も好き好きという言葉がありますが、その時の現像室のような蓼科の藍の独特の香りで、もの作りの本能に火をつける!
そんな香りでした。
藍ができるまで
1) 葉を刈り取り、1cm程度に刻む。
2) 扇風機の風により、茎と葉に分ける。
3) 乾燥した葉は、土間のある建物の中で発酵させ、「すくも」と呼ばれる染料にする。その場所は、寝床と呼ばれる。
4) 発酵は100日間ほどかかるが、その間、3-4日ごとに水をやり、切り返しと呼ばれる混ぜ合わす作業を行う。すくもを作る人のことを「藍師」と呼ぶが、すくも作りで重要なのは、与える水の量と発酵の温度である。
5) 切り返しを行ったあと、保温をする必要があれば、むしろをかけておく。
6) できあがったすくもは、俵につめて、全国の染色家のもとへ発送する。
藍師は、日本にはもう5人しかいらっしゃらないそうです。
それも徳島に5人。
徳島には昔CMでお世話になりました金ちゃんラーメンくらいしか思いつかなかったのですが(笑)
徳島ってすごいですね。
いつか藍師の方達にもあえたらいいな。
そして、出来上がり〜。
むら染めという染め方で私はストールを作らせていただきました。
工房のお兄さんたちがとっても親切でやさしく、色んな話をしてくださって、藍の世界が広がりました。